看取り看護は、余命僅かな方の最期を穏やかに過ごせるようなケアを指します。
ご本人やご家族の希望を尊重しながらケアし、医師の判断により行うケースがほとんどです。
身近な方と過ごせる貴重な時間でもあるため、看取り看護には注意点がいくつかあります。
今回は、看取り看護を行う際に大切な注意点について紹介します。
▼看取り看護の注意点について
■家族への配慮を徹底する
大切な方の最期を見守る家族は、不安や悲しみなどさまざまな感情を抱えています。
まずは家族の気持ちに寄り添ったケアを行い、かける言葉には十分な注意が必要です。
また、些細な反応や変化も伝えるとご家族も安心感を得られるでしょう。
■訪問回数を増やす
ご本人と看護者をはじめ、ご家族とのコミュニケーションの場をできるだけ多く設けるようにしましょう。
ケアを行うご本人への不安や孤独感を与えないためにも、訪問回数を増やすと安心されます。
■慎重な身体介助を行う
看取り看護を行う際は高齢であったり病状の悪化があったりするため、身体的な負担は最小限にしなければなりません。
入浴介助・体位交換など体への負担が大きい介助は複数人で行い、丁寧に実施することが大切です。
■ケアの記録は細かく残す
看護方針を共有して一貫性を保つために大切なのが、ケアの記録を残すことです。
細かいケアの記録を残しておくことで、ほかのスタッフが行う際でも同じケアを提供できるようになります。
▼まとめ
看取り看護の注意点はご家族への配慮を徹底し、訪問回数を増やして慎重な介助を行うほか、ケアの詳細な記録を残すことです。
ご家族とご本人の穏やかな最期を過ごすためにも、これらに注意しケアすると良いでしょう。
『くじら訪問看護ステーション』では、病気のケアや必要な介助など一人ひとりに合わせたさまざまなサポートを行っています。
看取り看護についても対応しておりますので、ご希望の方は安心しておまかせください。