高齢者や寝たきりの方に起こりやすいのが、虫歯や歯周病などの口腔内トラブルです。
虫歯や歯周病だけでなく、口内細菌が誤嚥によって肺に入り込むと誤嚥性肺炎を引き起こしかねません。
今回は、口腔ケア行うのはどのタイミングが適しているのか紹介します。
▼口腔ケアのタイミング
■食後
口の中に食べかすが残っていると口内細菌が増えるほか、食べかすや細菌の誤嚥によって肺炎につながります。
基本は1日3回、食事のあとにブラッシングや洗浄などの口腔ケアを行いましょう。
口腔内の状態に合わせて、ブラシやスポンジを用いて歯・粘膜・舌などの汚れを取り除きます。
■起床時
唾液には口内を自浄する作用がありますが、睡眠中は分泌が少なくなるため細菌が繁殖している状態です。
起床時にうがいや歯磨きをせず水を飲んだり朝食を摂ったりすると、口の中にある細菌を飲み込んでしまいかねません。
そのため起床時もうがいや歯磨きを行い、細菌を体の中に入れないような工夫をしましょう。
■食前
口腔ケアを食前に行うと、唾液の分泌を促し食べ物を飲み込みやすくなるのがメリットです。
また食前の歯磨きやうがいで、口の中にあるウイルスや細菌を体内に入れない役割もあります。
口の中がきれいになると、味覚も冴えて食欲も増すためQOLの向上につながるでしょう。
▼まとめ
口腔ケアのタイミングは毎食後をはじめ、起床時や食前に行うと細菌を体内に取り込まずにすみます。
QOLの向上や全身の健康にもつながるため、適切なタイミングで行うようにしましょう。
『くじら訪問看護ステーション』では、平塚を中心に専門知識を持つプロが、症状に適したケアを行っております。
口腔ケアについても、一人ひとりに合わせて適切なタイミングと方法で行いますので、安心しておまかせください。