コラム

高齢者の脱水を予防するには

脱水は、食事や水分の摂取量が減りがちな高齢者が気をつけたい症状の一つです。
高齢者が脱水に陥りやすいのには、体内の水分低下・のどの渇きに気づきにくいなど、高齢者特有のさまざまな理由があります。
そのため常に高齢者が水分を摂りやすい環境を整え、脱水に陥らないように予防することが大切です。
この記事では、普段からできる脱水の予防法についてご紹介します。
▼脱水症の予防法
■定期的に水分補給を行う
間隔をあけ過ぎないように注意しながら、定期的に水分補給を行いましょう。
とくに起床時・食事前・入浴後・運動後・飲酒後などは、水分補給が必要です。
水分を摂取するときは一気に飲むのではなく、少しずつこまめに飲むように意識しましょう。
■水分の多い食事を心がける
水分を補給できるのは、飲み物だけではありません。
もやし・トマトのような水分を多く含んだ食材を取り入れることで、効率良く水分を摂ることができるでしょう。
またゼリーや果物など、間食を工夫することもオススメです。
■室内の気温・湿度管理
室内環境を整えることで、体内の水分量が保たれます。
暑い夏場は多量に汗をかき、体内の水分量が減ってしまうことがあります。
屋外の炎天下を避け、居室の温度は28度以下・湿度は50~60%を保つように心がけましょう。
室内が乾燥している場合は、加湿器や濡れタオルを干すなど工夫をして、室内の湿度を調整することが大切です。
▼まとめ
高齢者はとくに、脱水症状を起こすリスクに注意が必要です。
こまめに水分補給を習慣づけることや、食事からも水分を確保するなどの対策をとり、日頃から脱水を予防しましょう。
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